屋根一体型と据え置き型
発電パネルには、屋根一体型と据え置き型があります。
それぞれ特徴があるので、ちょっと詳しく紹介しましょう。
太陽光発電の屋根一体型発電パネルは、屋根材と一体になったスッキリデザインがポイントです。
屋根の面に発電パネルが埋め込まれる形なので、余計な出っ張りや継ぎ目の隙間などがなくなり、デザイン面で有利なのです。
屋根材と一体になることで、屋根材と発電パネルの重なる部分がなくなるので、設置費用の面でも若干有利となります。
しかし屋根一体型の発電パネルは、デザインのバリエーションが非常に少なくなります。
屋根の材料が限られてしまうので、利用可能な住まいのデザインも限られてしまいます。
さらに屋根自体が発電パネルとなると、発電パネルの熱が屋根面に溜まってしまいます。
断熱の面でも、据え置き型の発電パネルよりも不利になってしまうのです。
屋根一体型の発電パネルは、デザインのスッキリ感や設置コストの面では優位性があります。
しかしデザインの自由度や断熱性能なども考慮に入れると、住まいの作りを選ぶ発電パネルなのです。
据え置き型の発電パネルには、屋根材上に設置するタイプや平らな屋根に傾斜の付いた台を設置して取り付けるタイプ、さらにはシート状の防水シートを兼ねるタイプがあります。
通常の住まいでは、屋根材上に設置するタイプが良く利用されます。
平らな屋根に傾斜の付いた台を設置して取り付けるタイプやはシート状の防水シートを兼ねるタイプは、ＲＣ造のような平らな屋根の住まいで使用されます。
最近では木造でも平らな屋根にする場合もあるので、このような住まいでも利用できます。
シート状の発電パネルは、光を受ける面を最適な角度にすることが難しくなります。
そこで設置面積を広くして、発電量を稼ぐことが必要です。
据え置き型の発電パネルは、屋根とは別に発電パネルが取り付く形になるので、屋根の温度をより低く保つことが出来ます。
夏の暑さを防げる点では、かなり有利となるのです。
屋根にも自由な材料を使えるので、発電パネル以外のデザインは住まいのイメージ通りに作れます。
しかし屋根の上に発電パネルを設置することになるので、設置コストは増えてしまいます。
また屋根の上にパネルが乗る形になるので、発電パネル部分が目立ってしまうところも弱点のひとつといえるでしょう。
発電パネルには、、屋根一体型と据え置き型があります。
それぞれ特徴があるので、あなたの住まいのデザインや予算に合わせて選ぶことが大切なのです。
発電パネルは、作られる材料や製法によって幾つかに分類されます。
その中の、アモルファスシリコン型発電パネルの特徴を確認してみましょう。
