太陽熱温水器の補助金
住宅に太陽熱温水器を設置する場合、住まいを建てる地域によっては補助金を活用することも出来ます。
太陽熱温水器には、集熱パネルと貯湯槽が一体型のタイプと分離したソーラーシステムがありますが、地域によっては補助金の金額も変わってきます。
そこで太陽熱温水器を設置する前に、設置する地域での補助金の有無を調べておくことも重要なのです。
太陽熱温水器に対する補助金は、地方自治体による補助金となります。
国の補助金ではないので、設置する地域によって補助金の有無があります。
補助金がない地域に設置する場合は、残念ながら活用できません。
また対象となる太陽熱温水器の種類やメーカーなどについても、各地方自治体によって違いがあります。
そこで設置する前に補助金の内容についても、しっかり確認しておくことが大切なのです。
一例として、平成22年度の東京都による補助金を見てみましょう。
太陽熱温水器(一体型)に対しては、集熱パネルの㎡あたり9,000円の補助が付きます。
一般的な太陽熱温水器は3㎡程度ですから、3万円弱の補助金となります。
補助金には上限もありますが、通常のタイプなら上限までは使わないはずです。
さらにソーラーシステムにも より高額な補助金がありますが、太陽熱温水器としてだけ使用する機器には適用されないようです。
横浜市の補助金をみると、かなりシンプルな条件となっています。
自然循環型の太陽熱温水器に4万円、強制循環型に8万円という分かりやすい設定です。
太陽熱温水器に対する補助金は、募集件数に制限があります。
最近では太陽熱温水器は あまり人気がないために、余裕はある状態といえますが、期限前に応募が一杯になることも考えられます。
そこで申請は、早めに行ったほうがいいでしょう。
太陽熱温水器に対する補助金は、各地方自治体で来年度(平成23年度)以降の存続については目処が立っていない状態です。
補助金がなくなってしまうことも十分考えられるので、太陽熱温水器の設置を考えている方は、平成22年度中(地域によりますが、2月頃から3月頃までが締め切りです)の設置をお勧めします。