風力発電の補助金
一般家庭に風力発電を設置する場合、国による補助金制度は残念ながらありません。
しかし地方自治体による補助金が、設置する地域によっては存在します。
設置費用の1/2から1/10程度と幅があり、補助金の上限も2万円から10万円程度とバラツキが多くなります。
しかし利用可能な地域では、お得な補助金制度といえるでしょう。
一例として、小田原市の風力発電に対する補助金をチェクしてみましょう。
募集期間:平成23年4月1日〜平成24年1月31日
応募資格:市販されている小規模風力施設を設置する小田原市内に住所を有する個人
補助対象:風の力で羽を回転させることにより発生した電気を使用できる施設で定格出力が1キロワット以上のもの、設置後5年以上所有し継続使用すること、市販の未使用品であること、啓発性が高い場所に設置すること、当該施設により発電した電気を自己の用に供するものに限る、平成24年1月31日までに設置を完了し実績報告書を提出できる方。
補助金額:設置にかかる費用の1/10の額(上限10万円)。
概要は以上で、ちょっと条件は厳しい感じですが、補助金額は高めです。
風力発電に対する補助金を行っている地域は、かなり少なくなります。
設置する場所によって発電効果が大きく変わるので、補助金としては出しにくいという一面もあるようです。
しかし風力発電は適切な地域に上手く設置すれば、太陽光発電よりも効率よく発電できる場合も少なくありません。
風力発電は騒音や振動以外の点では、安全で優れた発電システムといえるのです。
化石燃料や原子力に頼らない電気を得られる、貴重な発電システムである風力発電を広める為には、補助金制度の充実が欠かせないでしょう。