太陽光発電パネルの角度と向き
屋根に太陽光発電用の発電パネルを設置する場合、屋根の傾きがポイントとなります。
既に建っている住まいの屋根に設置する場合は傾きを選べませんが、新築と同時に設置する場合は光を最もよく受けることが出来る角度に屋根の傾きを設定しましょう。
春分(秋分)の日の、12時頃の太陽光の高さにあわせて屋根の角度を設定すると、1年間トータルの発電効率が高くなります。
平らな屋根や広い庭などにも、太陽光発電パネルは設置可能です。
傾斜の付いた台を利用して発電パネルを設置する事で、発電パネルを最適な角度に設定できます。
設置した後でも角度の調整が可能なので、より発電電量の多い角度に微調整することも可能です。
発電パネルの向きは、真南が基本です。
一番光が強い時間に発電したほうが有利なので、真南に向いている屋根が最適なのです。
この真南は磁石による南ではなく、太陽が南中する向きのことです。
磁石の南と太陽が一番高くなる角度は若干ずれていますから、わずかとはいえ発電量を最大限に確保したい場合は注意が必要です。
住まいの屋根に設置する場合は、真南に屋根をむけることが難しい場合もあります。
そんな時には、広くて一番南に面した屋根の部分に設置することとなります。
新築の住宅に発電パネルを設置する場合は、屋根の形状を発電に適した形とすることが大切です。
南面に広い面積を確保できる屋根の形としましょう。
発電パネルを最適な角度や向きに設置できる場合は、発電パネルの性能を最大限に発揮することが出来ます。
新築住宅の場合は屋根の形を調整して、最適な発電が出来る屋根を作りましょう。
既に建っている住まいに太陽光発電を設置する場合は、一番効率の高い屋根の部分を選ぶことが基本です。
そして角度や向きなど条件が良くない場合は、発電パネルを設置する面積を若干増やすことで、発電量を確保しましょう。
太陽光発電を行う場合、発電パネルの日陰は大敵です。
意外に日陰になるシーンは多いので、確認してみましょう。