太陽光発電パネル面の日陰に注意
太陽光で発電を行う場合、発電パネル面が日陰とならないことが重要です。
発電パネルの1部分でも日陰になると、その部分だけでなく、そのパネルとつながる数枚分の発電パネル全体が日陰になってしまったのと同じくらいの発電量に落ちてしまいます。
そうなると、全体の発電量も一気に減ってしまうのです。
そこで発電パネルが日陰にならないように、細心の注意が必要なのです。
発電パネルが日陰となる原因としては、建物や樹木の影が一番大きなポイントでしょう。
建物の影としては、南隣の住宅や近隣のビル、そして自分の住まいの他の部分からの影などが考えられます。
建物が原因で日陰になる場合、一度日陰になってしまうと直すことが困難なので、細心の注意が必要です。
もし近くに新しく建物が出来る場合は、発電パネルに日陰が出来ないことを建て主に確認することも大切でしょう。
あなたの住まいの発電パネルより高い部分にハト小屋などがつく場合は、日陰になりやすいので注意が必要です。
新築住宅の場合は、シンプルな形状の屋根が日陰の心配がなくお勧めです。
既に建っている住宅の屋根に設置する場合は、日陰にならない屋根の部分を選んで発電パネルを設置しましょう。
樹木の日陰にも注意が必要です。
隣の家の庭に大きな樹木があったり、自分の庭でも樹木の成長によって発電パネルが日陰となってしまう事があります。
特に隣の家に大きな樹木がある場合は、日陰になるからといって切ってもらうことは難しくなります。
そこで近隣の成長しそうな樹木を確認して、日陰にならない位置に発電パネルを設置することも大切なのです。
あなたの住まいの庭に樹木を植える場合は、あまり高くならない樹木を植えたり、定期的に日陰にならないように枝を切るなどの手入れが必要となります。
発電パネルに影を落とさないように、成長を考えつつ庭の樹木を配置しましょう。
その他にも発電パネルに日陰を落とす原因としては、いろいろ考えられます。
電柱や歩道橋や陸橋、看板や物干など、発電パネルを設置する場所より高いところにある物をチェックして、日陰にならないことを確認しましょう。
電柱や新しく設置された看板などについては、移設を頼むことも可能です。
近隣の状況によっては、どんなに配慮しても日陰を避けられない場合もあります。
そんな場合は、日陰となる時間をチェックしましょう。
太陽光発電は、特に9時から15時頃の発電量が多くなります。
そこで、その時間帯に日陰とならないような場所を確保できれば、かなりの発電量が期待できます。
そして日陰になる場所が分かっていれば、その場所と周囲の発電パネルを別系統の接続とします。
他の日当たりが良い部分の発電を無駄にしないような接続として、発電のロスを最小限に抑え、太陽光発電の効率を確保しましょう。
実際に太陽光発電を設置する場合、状況によって最適な発電システムが変わってきます。
あなたの住まいに最適な太陽光発電を確認してみましょう。