ゼファー 2012 風力発電システムのメーカー
風力発電システムのメーカーであるゼファーは、良く見かけるプロペラ型の羽根を使った風力発電システムを作っています。
3枚羽根のスタンダードなタイプですが、羽根の形状は工夫を重ねていることが伺えます。
風力発電で発電した電気をバッテリーに蓄え、家庭で使える100Vの電気に変換して利用するシステムです。
ゼファーの製品は、多くのシステムで太陽光発電を併用しています。
据え置きタイプが主流なので、設置が比較的容易という特徴もあります。
定格発電量が400W級の製品と1000W級の2種類が、風力発電機のメインとなっています。
400Wの風力発電機はZ−501、風速10m/sという強めの風でようやく200Wくらいの発電となります。
定格出力の400Wは、風速12.5m/sで発生、しかし14m/sを超えるとブレーキがかかり、発電量が一気に下がります。
1000Wの風力発電機はZ−1000、エアドルフィンと呼ばれる開発プロジェクトにより生まれた製品です。
風速12.5m/sで定格出力となりますが、20m/sを超えるとブレーキがかかり発電量が急に減ります。
そこで、安定して風が強い地域で効果を発揮するタイプの風力発電システムといえるでしょう。
定格発電量400Wの製品は14m/sが効率よく発電できる上限なので、風が強いときには上手く発電してくれないことも考えられます。
ポールを設置して風力発電を取り付ける本格的な家庭用風力発電システムは、プラネットホームの呼ばれるシリーズです。
風力発電機にはZ−1000を採用、パワーコンディショナーを利用して、住宅の分電盤へ接続して発電した電気をそのまま使います。
平らな屋上に設置できる、置き基礎タイプもあります。
ゼファーの風力発電システムは、風が強めの地域に適しています。
発電の効率は高いようで、風速が確保できる地域では高い効果が期待できます。
低騒音化技術サイレント・ディスラプタ方式の採用で、閑静な住宅地にも設置しやすくなっています。
主な製品は作りが仮設的という弱点はありますが、システムの設置は比較的簡単になります。
また本格的な分電盤へ接続できる、家庭用風力発電システムもあります。
効率よく発電できる風速が狭めなので、地域を選ぶ風力発電システムのメーカーといえるでしょう。
風車の羽根の型式 | 定格発電量 | その他の特徴 |
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プロペラ型 | 460W−1120W (太陽光発電込み) |
太陽光発電併用、独立タイプ |