ソーラーシステム選びのポイント
ソーラーシステムを住まいに導入する場合、まず考えるのはどんなソーラーシステムを導入するのかということでしょう。
暖房を中心に考えるのか、お湯を作ることを中心に考えるのかによって、選ぶソーラーシステムが大きく違ってきます。
そこで暖房と給湯のどちらを中心に考えるのか、という点を考える必要があるのです。
暖房が中心なら、空気式のソーラーシステムを中心に選ぶことになります。
太陽から得られる熱を暖房用に最大限に活用し、住まい全体を温めてくれます。
空気式のソーラーシステムは、住まいの断熱性能を高める必要があるので、住まいづくりにかかるコストがかなり上昇してしまうという弱点もあります。
しかし暖房費用がかかる地域なら、雨の日の通常の暖房費用も減らすことにつながるので、結果的に省エネルギーで快適な住まいづくりにもつながるのです。
お湯を作ることが中心なら、水式のソーラーシステムを中心に選ぶことになります。
太陽から得られる熱を、水を温めることに最大限に活用して、お湯をたくさん作ることができます。
冬でも多めのお湯を作ることが出来れば、雨の日にもお湯が使えたり、床暖房などお湯を利用する暖房にも利用できます。
水式のソーラーシステムは、屋根に設置する集熱パネル以外に住まいの本体に ほとんど影響がないので、設置が比較的簡単という特徴もあります。
設置コストも比較的安価なので、設置がしやすいソーラーシステムといえるのです。
また温水を利用する暖房にも使えるなど、利用範囲を広げることが出来るところもポイントです。
住まいに設置するソーラーシステムとしては、手軽さと設置コストの安価さでお湯を活用する水式のソーラーシステムが使いやすいでしょう。
既存の住まいにも追加で設置しやすいので、リフォームの際にも追加できます。
空気式のソーラーシステムは、冬の住まいの快適さを求める場合に特に有効です。
住まいの断熱性能などもハイレベルとなるので、通常の暖房を行っても暖房費を減らすことが出来ます。
設置できるのが新築か、本格的な全面リフォームを行う場合に限られるので、興味があるなら住まいづくりの早い段階で検討することがポイントです。
さらに水式のソーラーシステムを追加すれば、太陽の熱を最大限に活用できる住まいとなります。
それではソーラーシステムを設置するのに適した地域は、どんな地域かチェックしてみましょう。
