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地熱冷暖房に必要な装置

地熱冷暖房    太陽と自然活用のエコ住宅

 


地熱冷暖房



地熱冷暖房の概要


地熱冷暖房に必要な装置


地表利用の地熱冷暖房


地中利用の地熱冷暖房


地熱ヒートポンプ冷暖房とは


 

「太陽と自然活用のエコ住宅」では
太陽光や地熱などを利用する、
エコや省エネのポイントを紹介。

自然の力を上手に利用して、
快適な住まいの為に活用できる
情報を満載しています。

 

地熱冷暖房に必要な装置

地熱冷暖房に必要な装置は、各方式によってかなり異なります。
そこでまず、5mほどのパイプを埋め込む方式の地熱冷暖房に必要な装置をチェックしましょう。

住まいの真下に5mほどのパイプをまっすぐ地下に埋め込む方式の地熱冷暖房に必要な装置は、給気用のフィルターと5m程の特殊なパイプ、そして送風機と噴出し口です。
送風機とパイプや吹き出し口などをつなぐ、ダクトと呼ばれるパイプも必要です。

この地熱冷暖房方式は、装置としてはさほど高価なパーツは無いのですが、5m程の特殊なパイプを地中に埋め込む工事と長いダクトをつなぐ工事に手間がかかります。
特に5m程の特殊なパイプは、変形しないように地中に埋め込む必要があるので、かなり大掛かりな工事となります。

フィルターの付いた給気口から新鮮な空気を取り入れ、特殊なパイプを通す間に地中の温度に近い温度の空気に変わります。
その空気を部屋に設置した噴出し口から出すことで、室内の空気を冷やしたり暖めたりして冷暖房を行います。

常に新鮮な空気が供給されるので、室内の空気を綺麗に保つ換気の効果も加わります。
暑さや寒さが厳しい時には、室内の空気を特殊なパイプに送ることで、冷暖房効果を高めることも出来ます。
また基礎のコンクリートやたくさんの小石などに熱を蓄え、輻射熱や温度を安定させる場合もあります。

クールチューブを使用する地熱冷暖房方式も、基本的には上記の方式と同じです。
5m程の特殊なパイプの代わりに、長い(数十メートルくらい)チューブを地中3m程の深さに埋めることで、同様な冷暖房効果を得られます。
チューブが長いために空気を冷やしたり暖めたりする時間が長く出来るので、より高い冷暖房効果が期待できます。
しかし長いチューブを埋める為に土を深く掘る工事が非常に大変なので、設置費用が高くなるという弱点もあります。

基礎に面した地面の熱を利用する地熱冷暖房方式は、システムとしてはかなり簡単です。
1階の床下のコンクリート全面を土に接するように作り、床面(真下のコンクリート)を地中の安定した温度に近い温度に保つことで、床地熱冷暖房を行います。

送風機やダクトなどが必要ないので、電気などのエネルギーがかかりません。
非常にシンプルなつくりなので、故障の心配も無くメンテナンスも必要ありません。
工事費用も安価とメリットは多いのですが、床の温度を自由に設定することが困難という問題もあります。

地熱をヒートポンプで利用する地熱冷暖房方式は、基本的な動作はエアコンと同じです。
ファンを使って屋外の空気から熱を汲み上げるエアコン室外機の代わりに、地中の熱の温度差を利用して熱を汲み上げ、冷暖房として使います。

熱を取り込む熱交換器の部分がポイントで、細長いチューブ状の熱交換器や長いパイプ状の熱交換器を地中に埋め込むことで地熱を活用します。
ヒートポンプを内蔵した室外機と熱交換器を接続、さらに室内機を組み合わた冷暖房システムとなります。
熱交換器以外は、エアコンと同じ構成ともいえます。
エアコンほどの電気代を必要としないで、エアコン同様の自由な冷暖房が行えるところが特徴です。

では地熱を直接利用する地熱冷暖房の中でも、地表の全面を利用する方式の特徴について、ちょっと詳しく見てみましょう。

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