太陽熱温水器の概要
太陽熱温水器は、太陽の光が当たるだけでお湯を作り出すことが出来る、省エネでエコロジーな給湯設備です。
光の熱を集めて水などの液体を温めて、お湯を作り出します。
太陽熱温水器は、太陽の光に含まれる赤外線を熱として利用することで水を温めます。
太陽熱温水器は集熱器と貯湯槽を組み合わせた給湯器で、集熱器で熱を集め、貯湯槽にお湯を蓄えます。
貯湯槽に溜まったお湯を必要に応じて取り出すことで、住まいの生活に必要なお湯として利用します。
太陽光から降り注ぐエネルギーの50パーセント以上を熱として利用できます。
既存の太陽を利用する設備機器の中ではエネルギー変換効率が最も高く、設置にかかる費用に対する光熱費削減の効果がかなり高くなります。
通常は数年で設置にかかる費用を回収できるので、それ以降作られたお湯の分だけ実質的な光熱費を減らすことが出来るのです。
また現実的に20年程度の耐久性があるところも、大きなポイントといえるでしょう。
太陽熱温水器は、補助的な給湯器です。
曇りや雨の日にはあまりお湯が出来ませんし、お湯がたくさん必要な冬の時期には作られるお湯が少なめになるという弱点もあります。
そこで通常の給湯器と組み合わせて使用することが必要です。
最近で組み合わせて使える給湯器が、ガス給湯器だけでなくエコキュートなどにも増えてきました。
同じ蛇口で太陽熱温水器のお湯と給湯器のお湯を使うことが出来るので、使いやすくなっているのです。
太陽利用の設備機器として効果の高い太陽熱温水器は、通常、集熱部分と貯湯槽が一体となった一体型の製品のことを示します。
集熱部分と貯湯槽が別々に分かれた設備はソーラーシステムと呼びますが、ここでは同じ太陽熱温水器として紹介します。
実際に太陽光発電を設置する場合には、必要なシステムや機器類があります。
どんな機器類が必要なのか、確認してみましょう。