太陽と自然活用のエコ住宅、タイトル画像

水と不凍液利用の違い

太陽熱温水器    太陽と自然活用のエコ住宅

 


太陽熱温水器



太陽熱温水器の概要


太陽熱温水器の仕組み


一体型と分離型とは


水と不凍液利用の違い


平板型と真空管型


 

「太陽と自然活用のエコ住宅」では
太陽光や地熱などを利用する、
エコや省エネのポイントを紹介。

自然の力を上手に利用して、
快適な住まいの為に活用できる
情報を満載しています。

 

水と不凍液利用の違い

太陽熱温水器は、温めた熱で直接水を温める製品と不凍液を温めてから貯湯槽の水を温める製品があります。
それぞれに特徴や利用可能な地域があるのです。

水だけを利用する太陽熱温水器は、水を直接集熱部分で温める方式です。
作りがシンプルになるので機器のコストが安価で、熱の利用効率も高くなるという特徴があります。
またお湯を循環させる特別な動力も必要ないので、一体型の太陽熱温水器なら電源が不要となります。
最も一般的な太陽熱温水器で利用されている方式です。

水だけを利用する太陽熱温水器には、水をそのまま循環させるので、集熱部分で水が汚染されてしまう可能性が高くなるという弱点もあります。
水が集熱器内の長い管を通るので、水が汚染されてしまう可能性が少し高くなるのです。

また寒冷地では集熱器部分の水が凍ってしまうので、凍らせない為にはヒーターなどが必要となります。
通常の水だけを使う太陽熱温水器は、寒冷地では使用できないことも多いのです。

不凍液を使う太陽熱温水器は、不凍液を集熱器で温め、その不凍液を貯湯槽に通すことで水を温めます。
不凍液を強制循環させることで、安定した動作を確保しています。
集熱器を通るのは不凍液なので、水を汚染しにくくなります。
また集熱器を通るのは不凍液なので、寒冷地でも貯湯槽さえ断熱性能があれば利用可能という特徴があるのです。

不凍液を使う太陽熱温水器は、仕組みが複雑になるので機器の価格が高くなるという弱点があります。
また不凍液を温めた上で水を温めるので、若干熱を無駄にしてしまい、効率が少し悪くなってしまいます。
不凍液を定期的(2・3年毎)に交換する必要があるところも、弱点のひとつといえるでしょう。

さらに不凍液を循環させるために、電源も必要です。
電気が必ず必要なので、余分な費用がかかってしまうのです。
一体型の場合は配管経路が短いので、小さな太陽光発電パネルを電源としている製品もありますが、その分製品の価格が若干高くなります。

このように水を直接温める太陽熱温水器と不凍液を利用する太陽熱温水器には、大きな違いがあります。
一般的に温暖な地域では水を直接温めるタイプが有利で、寒冷地では不凍液を利用するタイプが有利となります。
とはいえ他にも特徴があるので、あなたの住まいに適したタイプを選ぶことも大切です。

そんな太陽熱温水器には、作りによっていくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。
集熱部分に利用される平板型と真空管型の違いを紹介しましょう。

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